百間川漕艇場は岡山市の郊外に位置し、旭川の支流である百間川に設けられたボートコースです。晴天に恵まれる日が多く、強風でも波立って川が荒れることの少ない漕艇場として全国的にも有名です。水上スポーツとして安全にレガッタが開催でき、風の心地よさ・空の青さが全身を通して伝わってくる場所となっています。

ボート競技は水上1000mまたは2000mを漕ぎ、誰が一番速くゴールへ到着するかを競い合うスポーツです。自然の中で行われるスポーツなので天候や川の状態による影響を受けやすく、それが時に勝敗を決するといっても過言ではありません。自然をいかに味方につけるかが鍵となります。種目も様々で、例えば男女・同じ艇(ふね)に乗る人数・漕ぐ際に使用するオールの本数等で同じ競技でも印象がガラリと変わります。多人数で漕ぐ種目では全員の息が合った時に初めてスピードが出ます。それがボート競技の難しさでもあり、面白さでもあるのです。

学内レガッタではルールを簡略化しつつも、そんなボートの奥深さを参加者の皆様に味わっていただければと願っています。

※この項目で掲載されている写真の艇はすべて競技用のボートです。学内レガッタで使用するボートとは異なります。

参加者の皆様に乗っていただくのは「ナックルフォア」とよばれるボートです。競技用ボートと比べて重量が重く、重心を安定させた構造となっているため絶対に転覆することはありません。その性質から、岡山大学ボート部では春の新勧イベントであるボートの試乗会や、新入部員の練習にナックルフォアを使用しています。

もし、「ボート部に入部はしなかったけど、またあのボートに乗りたいなあ」と考えているのなら、今度は大学で出来た友達を誘って遊びに来てください。